今では言わずと知れたゴーヤー、
ゴーヤーとは沖縄の方言で「苦いもの」を
意味します。
沖縄では一年中収穫されています。
ゴーヤーはビタミンCが豊富(レモンの約4倍)で、
通常、加熱すると壊れるビタミンCが、
ゴーヤーの場合加熱しても壊れません。
また、モモルデシンという苦み成分が、
肝機能を高め、胃腸を刺激し、
食欲増進の作用もあると言われます。
【収穫時期】一年中
【食べ方】チャンプルー、天ぷら、お浸しなどに。
【保存方法】中の種とわたを取り除いてから
冷蔵庫で保存。
沖縄を代表する野菜の一つ、島らっきょう。
シャキシャキとした歯ごたえと、
ネギのような香りと辛みがなんともくせになります。
【収穫期間】2月~6月
【食べ方】一夜漬け、天ぷら、素焼きなど
アバシの名の由来は、粒の「あらい」からきた
という説と、沖縄で水揚げされるフグの
「アバサー」から来たという説と、諸説あります。
通常のゴーヤーと比べ、肉厚で粒が大きく、
苦みが柔らかいのが特徴です。
成分は、ゴーヤーと同じく、ビタミンCが豊富で、
通常、加熱すると壊れるビタミンCが、
ゴーヤーの場合、加熱しても壊れません。
また、モモルデシンという苦み成分が、
肝機能を高め、胃腸を刺激し、
食欲増進の効果もあると言われます。
食べやすく、食べごたえありなゴーヤーです。
【収穫時期】一年中
【食べ方】サラダ、ジュース、
チャンプルー、天ぷらなど。
【保存方法】中の種とわたを取り除き、
冷蔵庫で保存。
沖縄ではへちまをナーベラーと呼び、食します。
開花より2週間程度の若いへちま。
ナーベラーの名の由来は「鍋を洗うもの」から
来てると言われます。ビタミンやミネラルが豊富な
ことから、美容に良いと言われます。
なすを汁っぽくしたようなとろっとした
食感が人気です。
【収穫時期】一年中
【食べ方】味噌炒め、味噌煮などに。
【保存方法】冷暗所
パパイヤは2種類あります。
フルーツとして食べる「フルーツパパイヤ」、
野菜として料理して食べる「青パパイヤ」。
沖縄では、青パパイヤを、サラダやイリチーに
して食べます。
パパイヤにはパパイン酵素という
脂肪やタンパク質を分解する成分が含まれ、
肝臓に余分な脂肪が蓄積されるのを抑える
効果があると言われます。また、カリウム、
カロテンを多く含むことから、消化吸収を助け、
疲労を回復する効果もあると言われます。
沖縄の昔ながらの言い伝えでは、パパイヤを
食べると、産後の肥立ちが良くなり、
母乳の出も良くなると言い伝えられています。
【収穫時期】一年中
【食べ方】サラダ、炒め物、煮物などに。
【保存方法】冷蔵庫
金沢では「金時草」熊本では「水前寺菜」
として知られる葉野菜。
おそらく、昆布ロードを通って、
その地方に伝わったと思われます。
葉は茹でると、食感にぬめりが出、
味はほんの少しくせがありますが、お浸し、汁物、
サラダなどに最適です。
沖縄では古くから血の薬、
不老長寿の薬とも言われ、
増血、止血、貧血に効果があるとされています。
カリウム、カルシウム、マグネシウム、
ナトリウム、リン、カロテンを
豊富に含みます。
【収穫時期】一年中
【食べ方】茎は固いので、葉の部分を使います。
茹でて、酢味噌和え。
その他、汁物、サラダなどに。
【補足】葉をちぎり取った後の茎を
植えるとまた葉が出てきます。
【保存方法】冷蔵
沖縄そば、ヤギ汁に欠かせない具材のよもぎ。
沖縄のよもぎはニシヨモギという品種のよもぎで、
苦みが弱く、食べやすい品種のよもぎです。
沖縄では古くから、解熱、神経痛、リウマチ、
胃腸病、高血圧、頭痛、せき、喘息、打ち身、
貧血、冷え性などに良いとされ、
万能の薬草として用いられてきました。
【収穫時期】一年中
【食べ方】茎は固いので、葉の部分を使用。
生のまま沖縄そばの付け合わせ、
天ぷら、雑炊、炊き込みご飯などに。
【保存方法】冷蔵
その名の通り、辛みのある葉野菜。
シマナーを塩で処理したものを
「チキナー(漬菜)」と呼びます。
カルシウム、鉄分、カリウム、ビタミンA・B2・C
を豊富に含みます。
【収穫時期】一年中
【食べ方】チャンプルー、漬物、鍋物などに。
【保存方法】冷蔵
その名の通り、苦い葉野菜。
もともと海岸沿いや砂地に自生する
キク科の植物。
ビタミンC、カロテン、カルシウムが豊富で、
風邪の諸症状や胃腸に良いとされ、
古くから薬草としても利用されてきました。
【収穫時期】一年中
【食べ方】和え物、汁物などに。
【保存方法】冷蔵
観葉植物では有名なオオタニワタリ。
シダ科の植物です。
宮古島ではオオタニワタリの新芽を
食べます。
シャキシャキとした
歯ごたえの良さが人気です。
【収穫時期】一年中
【食べ方】全部食べれます。軽く洗い、
適度に切り分け、お浸し、天ぷら、
炒め物、煮物、汁物などに。
【保存方法】冷蔵
本土の山菜のぜんまいとは別物で、
シダ科の「ホウビカンジュ」の
若い芽をぜんまいと呼び食します。
山菜のぜんまいのようなアクはなく、
そのまま使えます。
シャキシャキとした食感に少し粘りのある
食味が人気です。
【収穫時期】一年中
【食べ方】全部食べれます。軽く洗い、
天ぷら、お浸し、汁物などに。
【保存方法】冷蔵
沖縄の方言では、大根のように長い容姿から
「チデークニ」(黄色い大根)と呼ばれます。
沖縄では古くから滋養食材として
重宝されています。
【収穫時期】11月~2月
【食べ方】使い方は普通の人参と同じで、
皮は包丁の裏などでこそぎ、スライス。
炒め物、煮物などに。
【保存方法】冷蔵
東南アジア原産の葉野菜。
日本では主に沖縄で栽培されます。
葉と茎は全部食べることができ、
沖縄では炊き込みご飯、汁物、お浸しと
幅広く使用されます。
味はホウレンソウと似ていて、
モロヘイヤに似た粘りやぬめりがあります。
ビタミンA・C、カルシウム、鉄などの
ビタミンやミネラルを多く含み、
ホウレンソウよりも栄養価が高い
と言われます。
【収穫時期】一年中
【食べ方】茎まで全部食べれます。
お浸し、汁物などに。
【保存方法】冷蔵
別名:「アカザカズラ」「オカワカメ」
南アメリカ熱帯地域原産の葉野菜。
中国から日本に渡りました。
茹でると、ワカメのような食感から
オカワカメとも呼ばれます。
また、百薬とも呼ばれるくらい
栄養価が高いです。
葉酸、カルシウム、マグネシウム、ビタミンA、
亜鉛、銅を豊富に含みます。
【収穫時期】一年中
【食べ方】汁物、天ぷら、お浸しなどに。
【保存方法】冷蔵
別名:「サクナ」「ボタンボウフウ」
セリ科の植物で、
沖縄でも一部の地域で食される葉野菜。
昔からの言い伝えで、サクナを食べると
長生きするとのことから、
長命草と呼ばれるようになりました。
栄養価が非常に高く、
パワーベジタブルとも呼ばれます。
食物繊維、鉄分、カルシウム、
マグネシウム、ビタミンA、
ポリフェノールを豊富に含みます。
【収穫時期】一年中
【食べ方】葉の部分を使用。
天ぷら、汁物などに。
【保存方法】冷蔵
水がきれいなところを好むクレソン。
沖縄でも水のきれいな一部の地域でしか
栽培されていません。
沖縄らしくすくすくと育った、
太めの幹に大きい葉。
食べ応え抜群です!!
【収穫時期】10月~3月
【食べ方】太い幹は細かく刻み、全部食べれます。
サラダ、汁物、炒め物、鍋物などに。
【保存方法】冷蔵
うりずんの語源は「潤い初め(うるおいぞめ)」で、
大地に緑が増え始める、2月~4月ころのことを、
うりずんと言います。その鮮やかな緑色から、
四角豆は「うりずん」と名付けられました。
【収穫時期】8月~10月
【食べ方】スライスし炒め物、天ぷらなど
【保存方法】冷暗所